エディブルフラワー？なにそれおいしいの⁈

花は綺麗だけど…食べたことある？花の主な目的は私たちの庭を可愛らしく飾ることですが、あなたの食事に美的感覚とエキゾチックな味を加えることもできます。しかも、エディブルフラワー（食べられる花）の歴史は古代ローマにまで遡ることを知っていますか？

中国・中東・インドなどの文化圏で見られる食用の花は石器時代から始まっており、古代人がバラなどの花を食していたことが考古学的に証明されています。昨今、多くのレストランのシェフや料理系YouTuberが、メインディッシュに花を添えてエレガントな雰囲気を演出することが流行っています。わざわざ5つ星レストランへ行かなくても、簡単に誰だって自宅で食べられる花の風味を楽しむことができます！一体どうすれば？

食用に適した花の見分け方

まず、どのような花が食用に適しているかを知る必要があります。食べられる花として代表的なものをいくつか紹介します。

チャイブ・オレガノ・タイムなどのハーブ系

ライスペーパーロールに最適です。
スープに入れるととても美味しいです。

バラ・バーベナ・ビオラなどの花びら

フルーティーでほのかな香りがるので、サラダ・ジャム・紅茶・スープなどに使用できます。
デザートやカクテルにとてもよく合います。

カボチャの花

揚げたり・焼いたり・スープに入れたりと、とても万能な食材です。
甘く、歯ごたえがあります。この花でワインも作れます。
フローラルな甘い香りがあり、マイルドな味わいなので、サラダやアイスドリンクによく合います。

上記の花はすべて食べられますが、自然界で見つけたすべての花が食用であるとは限りません。当然、中には毒のあるものもあります。したがって、品種を明確に見極める必要があります。食べられる花かどうかを調べるには、信頼できる専門家や研究施設へ確認してみましょう！

エディブルフラワーのオーガニック栽培

アウトドアで育てるのは簡単だけど、インドアで育てるのは難しそう…そんなことはありません！いくつかのポイントを押さえれば、あなたが思っているより簡単です。

基本的にアウトドア栽培と同じように進めて問題ありませんが、害虫駆除などにケミカル製品を一切使用しないことが重要です。その代わり害虫は手で取り除き、益虫を増やすなど、多少の害虫被害はオーガニック栽培の経験の一部として受け入れる必要があります。また、花は野菜よりもデリケートなので、最終的に完全に洗浄することが難しいことも覚えておいてください。

収穫の時期が来たら、花が開ききったとき、できれば朝露が乾いてから摘み取りましょう。花粉の多い花は、まず雄しべと雌しべを取り除きます。そして、花びらについた余分な花粉を払い落とし、緑の部分をカットし、花びらを切り取ります。花粉の少ない花は、花びらを切り取るか、引き抜くだけです。白い部分や色のついていない部分は苦みがあるので、必ず取り除いてください。

みんなで一緒に花を食べよう！

さて、綺麗で美味しそうな花をたくさん手に入れたあなたは今「このエディブルフラワーをどう料理してくれよう」と考えていることでしょう。サラダ・付け合わせ・ライスペーパーロール・デコレーションケーキ・アイスクリーム・クレープ・ジャム・タルト・紅茶・デザート各種…可能性は無限大です! 想像力を働かせてください。

そして、なんと⁈食べられる花には健康上のメリットも多数あります！ビタミンA&B群・β-カロチン・リコピン(がん予防や心臓の健康に役立つ)・ポリフェノール(抗酸化作用)・フィトケミカル(健康保護作用)といった成分が含まれているのです。さらに、バラやタンポポには抗酸化物質が豊富に含まれ、スミレには鉄分が含まれています。

このように、エディブルフラワーは育てるのが難しくなく、料理にオリジナリティを出すことができ、健康上のメリットまであります。ただしエディブルフラワーの世界では、以下のような点に注意してください：

花は食用であることが確実な場合にのみ食べなければなりません。いくつかの花は有毒な花と非常によく似ているので、よく調べてから食べましょう。
有機栽培された花だけを食べるようにしましょう。小売店で購入できる植物の多くは、農薬が散布されています。
すべての花は、食べる前によく洗ってください。お腹を壊すリスクを回避するために、洗浄後は適切に乾燥させるか、冷凍したり、油漬けにしたりして、保存する必要があります。
ほとんどの花は、花びらの部分のみを摂取してください。
もしその花が食べられるかどうか疑わしい場合は、食べないでください。

これだけ守れば、あなたもエディブルフラワーの達人になれるはずです。お花の力を借りて、あなたのレシピに彩りを添えてみませんか？